よしのももこ『土民生活流動体書簡集(二)―ケガレ上等ッ!―』
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お肉がケガレてるって、誰が決めたの??
「他種を完全にコントロールしたい」という欲望が片っ端からはね返される離れ小島の中で、鶏や猪、さまざまな虫たちに振り回され、ほんろうされながら「食べること」を一から組み立て直していった実践の記録。
毎日の暮らしの中で湧いてくる小さな「どうして?」たちをひたすら書き留めていった紙の束は、誰かに読ませようとしたのでも、ましてや誰かに何かを訴えようとしたのでもなく、ただただ毎日毎日湧いてくる一つひとつの「どうして?」を無かったことにはできなくて、やむにやまれず手近にあった紙にバーッと書きつけられたものでした。
シリーズ第2作となる本作では、みずからを土民生活流動体と呼んだたなにものかの「手紙」を本のかたちに編んでいるよしのももこの中からも「書きたい!」という動きが生まれて、書いているものと読んでいるものの境目が少しずつ溶けていきます。
《生きている》の一場面をなまなましく描いたジャケットの版画は第一集同様、版画活動家・moineauが手掛けています。このタダゴトじゃなさをどうぞ生で味わってください。
【目次】
・1通目 主食をどうするか
・2通目 娘身売り
・3通目 オフサイド/オンサイド
・よしのももこの《生きている》は、
・星の数ほどいる名も知らぬ野良プレイヤーたち、
・4通目 思い込みの手
・5通目 《食べる》のデザイン
・6通目 うごいている状態
・農民福音学校の跡地に「立体農業研究所」という手書きの看板があって、
・7通目 自転車操業
・8通目 フコドン
・9通目 フコドン誕生物語
・10通目 盛るゲーム
・11通目 お金の単作
・12通目 米アゲ
・毎日毎日変化し続けている鶏たちと関わりあうことは、
・13通目 肉サゲ
・朝、目が覚めると隣で寝ているはずの連れ合いはもういなくて、
・14通目 付箋
・東京から遠く離れたこの島へ移動するとき、
・私は幼い頃から曲をつくることが好きだったようで、
